ジビエ工房めいほう・理念
明宝では木の実など山の恵みにより、イノシシやニホンジカ、山鳥など野生鳥獣が多く、
イノシシの三大産地と呼ばれ、郡上、天城、丹波の一つに数えられた地域に明宝はあり、
正に山の恵み野生動物の宝庫です。
しかし、近年では銃猟猟師の高齢化や減少などにより、イノシシやニホンジカが増え、
農林作物へ被害年々増えたため、地域住民による獣害対策フェンスの設置や猟友会と
農業者連携により、罠による捕獲数も年々増えてきました。
この大切な山の恵みと命を新たな地域資源として、お客様へご提供することにより、
地域の働く場の確保や働き手の育成、若手猟師の育成にも役立てればと考えています。
明宝の里から、山のごちそうをお届けします
ジビエ工房めいほうは、岐阜県美濃地域の北端、飛騨高地に位置する、
郡上市明宝(めいほう)、長良川の支流、吉田川の流れる山里にある工房です。
里を囲む山々には、木の実などの豊富な山の恵みによって、
イノシシ、ニホンジカ、山鳥などの野生鳥獣が多く生息しています。
雪が深く、冬の長いこの地域では、昔から地元の猟師たちが山へと分け入り、
動物を追って、撃ちとり、さばいて、この生命を大切にいただいてきました。
現代ーー。
山や里の環境は変わり、奥山でしか見ることのなかった動物たちが、
里にも現れ、木々の新芽を食べ、田畑を荒らしています。
荒らすからと言って、この山の生命(いのち)を「駆除」するのではく、
山里の民がこれまで行ってきたようにおいしくいただいて、
未来の山づくりへとつなげていきたいーー。
そんな想いから、地域と、明宝猟友会がタッグを組み、「明宝ジビエ研究会」を発足。
ついで研究会より食肉処理施設「ジビエ工房めいほう」を立ち上げました。